診療科・部門のご案内

麻酔科


麻酔科のご案内

2018年4月より、医師が増員され、日本麻酔科学会専門医2名の体制で、麻酔診療業務をしております。我々は、手術中のみならず、術前・術後を含めた安全な周術期管理を目標に診療しております。

術前は、必要に応じて、入院前に外来にて麻酔科医師が問診と説明を行う体制を整えつつあります。これにより、万全の状態で手術を受けることが可能になります。手術を受ける患者様には非常に大切なことですのでご理解いただき、主治医より指示がありましたら、麻酔科外来受診をお願い致します。

手術室は3部屋あり、全手術室で完全静脈麻酔(TCI: 目標血中濃度調節投与法を使用)、吸入麻酔(セボフルレン・デスフルレン)、何れの方法でも全身麻酔管理可能な設備を整えております。また、脳波を用いた麻酔深度モニター(BISモニター・エントロピーモニター)や、筋弛緩モニターも備えており、適切な麻酔深度を評価しつつ安全な麻酔を提供しております。手術中の血圧・脈拍・経皮的動脈血酸素飽和度・体温などの全てのデータは、paperchartという電子麻酔記録システムに30秒ごとに自動的に記録されるシステムを構築しております。これらのデータはすべて、日本麻酔科学会が指定するJSA麻酔台帳とリンクさせ、日本麻酔科学会 麻酔科認定病院となるべく申請を進めています。(今年度認可予定)

また、術中の麻酔管理のみならず、術後の痛みを軽減するのも麻酔科医の重要な仕事です。当院麻酔科では、静脈への点滴に、痛み止めの薬剤を持続的に注入し、痛みが強いときには追加をする方法(IV-PCA)を行ってきました。この方法は、点滴から薬剤を注入するため、侵襲が少なく安全という大きなメリットがあります。一方で、痛み止めによる消化管運動の低下や、吐き気・嘔吐、過量投与による呼吸抑制などがあり、当院では、呼吸状態などを慎重に観察しながら、この方法を行っております。

そのほかの痛み止めとしては、硬膜外麻酔、末梢神経ブロックがあります。これらは、局所麻酔と呼ばれるものの一つですが、手術部位で痛みを感じる神経のみを直接麻痺させて痛みを感じさせない麻酔です。そのため、静脈に投与する方法に比べ、少量の麻酔薬でより効果的に痛みを取ることが可能な優れた方法です。また、硬膜外麻酔は交感神経も遮断するため、手術侵襲に伴う交感神経の過剰な興奮を抑え、周術期の心血管系の合併症を予防し、かつ副交感神経を遮断しないため、消化管運動にも影響を与えない鎮痛方法です。

しかし、これらの方法は、神経周囲に針を刺す必要があり、抗血小板薬や抗凝固薬(血液をサラサラにする薬)を常用されている場合は、適切な中止期間がないと、神経周囲で血の塊が出来て神経を圧迫し麻痺を起こす可能性もあります。また、免疫が落ちている易感染性 の状態で行うと神経周囲で膿瘍(膿の塊)をつくる可能性もあるため、適応を慎重に見極めてから行うように心がけております。

当院麻酔科医は、手術を受ける患者様の状態を詳細に把握し、安全でかつ、術後の痛みを感じない麻酔を行うべく、適切な麻酔方法を提供していきます。

ページの先頭へ戻る
 センター長 門屋 文人 かどや ふみと
門屋 文人
担当診療科 / 所属部門 麻酔科
専門医・認定等 医師免許取得年月:昭和62年5月
日本麻酔科学会 麻酔科専門医

※2018/6/2時点
メッセージ 安全第一且つ低侵襲な麻酔を心がけています
 
 医長 鈴木 康之 すずき やすゆき
鈴木 康之
担当診療科 / 所属部門 麻酔科
専門医・認定等 医師免許取得年月:平成17年4月
日本麻酔科学会 麻酔科専門医

※2018/6/2時点
メッセージ 安全かつ痛くない麻酔を心がけて、手術を受ける患者様のお役に立てるように頑張ります。
ページの先頭へ戻る
ページの先頭へ戻る