ソーシャルインクルージョン(Social Inculusion)とは、社会的に弱い立場にある人々を含むすべての人が地域社会に参加し、共に生きていくことを目指すことです。これは済生会が目指す姿であり、また社会から誰一人取り残さないというソーシャルインクルージョンの考え方は、国連が提唱したSDGsとも一致する考え方です。
済生会ではこのようなソーシャルインクルージョンの取り組みを進めることで、SDGsの達成にも貢献していきたいと考えています。
SDGsとは
Sustainable Development Goalsの略称で、2015年に国連が定めた「17の目標」と「169のターゲット」で構成された持続可能な開発目標を指します。
愛媛県SDGs推進企業への登録
愛媛県では、SDGsの取組みを行う県内企業等を登録する「愛媛県SDGs推進企業登録制度」を実施しています。
登録制度への登録を通じて、企業等の皆様のSDGs活動を見える化し、SDGs活動を促進するとともに、その活動を対外的に発信していくことを目的としています。
済生会松山病院は愛媛県SDGs推進企業に申請を行い、2023年10月16日付けで愛媛県SDGs推進企業に登録されました。
済生丸による巡回診療
済生会の創立50周年の記念事業として昭和37年に診療船【済生丸】が誕生しました。現在、瀬戸内4県(岡山・広島・香川・愛媛)の済生会各病院が乗り込み、瀬戸内海にうかぶ離島の診療にあたっており、当院では、8島9ケ所(睦月・津和地・上怒和・元怒和・野忽那・二神・安居島・青島・釣島)を受け持ち、地元保健師と連携し島民の健康管理を行っています。船内には設備も整っており、心電図やレントゲン撮影などを行うことができます。
また、毎年5月、7月には済生会今治病院、済生会西条病院と協力し宇和海(日振島・戸島・嘉島・竹ケ島・大島)の各島に合同診療として参加しています。
平成26年1月より新船「済生丸100」が運航しました。
「また来てくださいね」の島民の一言と笑顔を楽しみに私達も頑張っています。
無料低額診療事業
当院は、社会福祉法第2条3項に基づいて、病気やけがにより生計困難をきたす恐れのある 方や経済的理由により必要な医療を受けることが困難な方に対して、無料または低額な費用 で医療を受けられるよう無料低額診療事業を行っています。
子どもワクチン支援活動
当院では、「認定NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会」の“子どもワクチン支援活動”としてペットボトルキャップの回収を行っております。
みなさんからペットボトルキャップを回収し、回収業者へ届けることで発展途上国の子どもたちにワクチンを贈ることができています。
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障がい者の就労支援
障がい者の就労支援を行っている松山ワークステーションなでしこへ「パンの販売場所の提供」「消毒作業等の業務委託」を行い、福祉センターを利用する障がい者がその方らしく働く機会を提供しています。
済生会の取り組み
https://www.socialinclusion.saiseikai.or.jp/
↑ソーシャルインクルージョン特設サイト
https://www.saiseikai.or.jp/about/pdf/SDGs.pdf
↑2023年までの国際目標SDGsと済生会